


館長交遊録
取材などで訪れた蔵元の方、酒販店のご主人、酒飲みの仲間、焼酎にまつわる方たちの人となりを集めてみました。
親しくしていただいている方も見えれば、一度お会いしただけでその後お会いしていない方も・・・一期一会とも言いますのでそんなご縁を大切にしたいと思っています。
それではすばらしい焼酎人物伝の始まり始まり・・・・・・(ほんとにお世話になりました。なっています(現在進行形)。)

中村酒造場 中村敏治社長
鹿児島県国分市・国道から少し入ったところにある中村酒造場は赤レンガの煙突が目印だ。中村社長に始めてあったのは今から六年ほど前になる。それまで水をテーマに写真を撮っていた縁で「マザーウォーター」という本の制作をお手伝いすることになった。
霧島や丸池湧水の取材を終え、生まれて始めて焼酎の蔵元を訪ねたのだ。焼酎にはまり込むきっかけをつくった人だといえなくもない。ここで飲んだ「なかむら穣」はそれまでの私の焼酎観を根底から覆した。
さて、中村社長であるが、最初お会いしたときにはとっつきにくいのかなとおもったが、どうしてどうしてとても笑顔のいいやさしい方であった。それ以来国分に行くたびによっているが変わらずご厚情をいただいている。
焼酎造りへの情熱はすばらしいものがあり、ここから生まれてくる焼酎は質が高いと定評がある。
私の周りにはいつも「なかむら」があり、殆ど毎日これを飲める幸せを感じているが、これもひとえにこの蔵元の切磋琢磨のおかげだと思う。
振り返ってみると、私の書いた本には何度も登場してもらっているのに、中村社長のことを書いた覚えがない。彼の謙虚な焼酎造りへの情熱と人柄に、もっともっと多くを割くべきであった。